- 小学校までにどんな準備をしていたらいいの?
- 小学校を楽しくスタートさせたいな♪
- うちの子ちゃんとついていけるかな?
小学校入学まであと数か月…初めて小学生になるお子様がいる方は、上のようなお気持ちを感じてはいませんか?我が家の次男も来年度から新一年生になるので、余裕を持って準備を進めていくために、小学校準備についてまとめてみました。知り合いの友人先生数人やママ友さんたちの意見なども交えて記事を執筆しています。
こんにちは!モンテッソーリトレーナー、幼稚園教諭、3歳、5歳、8歳3人の母ねっこと申します。ねっこの詳しいプロフィールはこちらをご覧ください。
4月からいいスタートを切るために把握しておきたい全体のスケジュール、準備物、勉強面・生活面のポイントをお伝えしていきます。小学生に向けて期待を高めていけるように、よろしかったら少しずつ取り組んでみてください~♪
小学校準備に関わる主要一年間のスケジュール表
まずは、1年間の押さえておきたい行事をざっと把握しておいてください。これより、各行事の詳細説明をしていきます。
4・5・6月 | 7・8月 | 11月 | 12・1月 | 2月 | 3月 | 4月 | |
学校 | ランドセル購入 | 就学時検診 学童の締め切り確認 | 入学説明会 | 入学式 | |||
幼稚園 | 進級・遠足 | お泊り会 | お遊戯会 卒園アルバム写真撮影 | 卒園式練習 | お別れ会 卒園式 |
ランドセル購入は8月頃までがオススメ
セイバン ランドセル市場より引用
セイバンの調査によると、ランドセル購入のピークは5~6月。8月までに8割のお家が購入を終えるようです。どうしても欲しいデザインや色がある場合は、無くなることを避けるために、早めの購入がオススメ。色などのこだわりがなく安くランドセルを購入したいと考えている方は、年明けあたりからのセールが狙い目です。
就学時検診|9~11月
就学時検診は、視力検査、耳鼻科、眼科、内科などの簡単な健康診断と、学校により面接を行うこともあります。この就学時検診の機会を利用して、小学生になるワクワクした気持ちを高めたり、学校の様子を確認してみてください。
- トイレは?和式・洋式?
- 手作りのものは?(給食袋、上履き入れ、サブバックなど…)
- 荷物の量はどのくらい?(普段どのくらいの荷物量か?どのくらい持ち歩くかなど…)
学童の締め切り確認|11月
学童の利用を考えている方は、11月に一度締め切りなどを確認してみてください。必要な書類を集めるのに、時間が掛かる場合もありますので、余裕を持って準備を進めましょう。
学校説明会・フォーマル衣装|2~3月
学校説明会後から必要な物を集めていくことをオススメします。その理由としては、学校によって個人で用意、学校支給の物が若干違ってくるから。早めに用意したいと感じる方は、近所のママ友さんに聞いてみましょう。
フォーマルな衣装の用意も忘れずに。入学式の女性のフォーマルな衣装は、一般的に白やベージュのような明るい色が多い傾向です。
入学式|4月
大まかな持ち物は以下の通りになります。詳細は各学校のお知らせでご確認ください。
- 子どもの一般的な持ち物
- ランドセル、補助バック、上履き、筆箱、ハンカチ、ティッシュ
- 親の一般的な持ち物
- 必要書類、上履き、カメラやビデオ、メモ、筆記用具、ハンカチ、ティッシュなど
小学校入学までの準備リスト一覧|学校説明会でしっかり確認
各学校においてキャラクターものがダメだったり、各袋のサイズに指定があるなど若干の違いがあるため、学校説明会後に準備をしてください。または、少し早めに準備を始めたい方は先輩ママに聞いてみましょう。
目安になればと、個人で準備することが多いものをリスト化しました。必要に応じてご自由にダウンロードしてお使いください。
個人で購入することが多いもの
- ランドセル
- 文房具(筆箱、鉛筆、ネームペン、消しゴム、赤鉛筆・青鉛筆、はさみ、のり)
- 給食セット(箸セット、ランチマット)
- 体操服(夏用)
- レインコート
- 運動靴
- 運動靴袋
- 紅白帽
- 雑巾
- ハンカチ・ティッシュ
- 移動ポケット(ハンカチ・ティッシュ入れ)
学校から支給されることが多いもの
- 教科書
- 国語、算数ノート1冊ずつ
- 算数セット
- 防犯ブザー
- 連絡帳
- 連絡袋
- ランドセルカバー
入学後に購入が必要になってくるもの
- 体操服(冬服)
- 絵具(1~2年生)
- 鍵盤ハーモニカ(1~2年生)
- 習字セット(3年生)
- リコーダー(3年生)
- 彫刻刀セット(4年生)
- 裁縫セット(5年生)
入学準備は総額で約8万8千円!内訳を確認してみよう!
各費用がいくら掛かるか調査しました。物によって値段の幅がある項目は、中間の価格で総額を出しています。また、ランドセルや机を購入するかでも価格が変わってきます。その点を考慮してもらい、一つの目安としてお使いください。
・デスク、文房具関係
料金 | |
机・椅子 | 平均3万5千円くらい |
筆箱 | 約1,500円 |
鉛筆 (1ダース) | 約500円 |
ネームペン | 約100円 |
消しゴム | 約100円 |
赤鉛筆・青鉛筆(1ダースずつ) | 約500円(赤・青で1000円) |
はさみ | 約500円 |
のり | 約100円 |
総額 | 約38,800円 |
・身に付けるもの
身に付けるもの | 金額 |
ランドセル | 平均4万くらい |
レインコート | 約3,000円 |
運動靴 | 約3,000円 |
体操服 | 約2,500円 |
紅白帽 | 約700円 |
合計 | 約49,200円 |
合計で約8万8千円!これはあくまで目安ですが、こんなに掛かるとは…震えました。。笑
いいスタートを切るための準備|生活編7選
では、これより小学校でいいスタートを切るために、生活面で取り組んでほしいこと7選をお伝えします。
①早寝早起きの習慣付け
起床・就寝時間および睡眠時間の変遷(1989~2019年)
学研教育総合研究所より引用
このグラフからも分かるように、小学生の起床時間は6時半~7時とここ30年間推移しています。学校に登校する時間の一般的な時間はだいたい7時半~8時です。現在7時以降に目が覚めているようなら、少しずつ生活のリズムを整えていきましょう。
②挨拶・返事を行う
挨拶は、人間関係を円滑に行う上でも欠かせないものですよね。ごめんなさいやありがとう、わかったよ、などの挨拶や返事はタイミングがとても大切です。日頃から、家族で挨拶を交わす習慣を意識されているかとは思いますが、親が積極的に行っていくことがなにより大切です。挨拶や返事が自然に行える姿は、小学校生活に活かされてきます。
③箸を使って20分で食事が終えるように|時間を意識して食事をする
小学校になると、給食の準備などを含めると、食事時間はなんと20分くらいしかありません。意外に短いですよね💦食事に時間が掛かるお子さんは、限られた時間で食事をする習慣を少しずつ身に付けておくことをオススメします。
④立って着換えができるように、服はたたむ
小学校にあがると、意外と着替える機会があります。学校によっては、体操服に着替えたり、水着に着替えたり…。着替える際は、教室で行われることが多いので立って着替える必要がでてきます。もし、普段座ってお着換えをしている場合は、”小学校に向けて立って着換えてみよう!”などの声掛けをし習慣付けがオススメです。
また、着替えた後の服をたたむなどの習慣もぜひ身につけておくと、お友達と服の入れ違いやを忘れ物防止にも繋がります。
⑤通学路を歩いてみる・防犯ブザーの使い方を知る
小学校に入ると、大きな変化の一つが自分で登下校をすることだと思います。曲がる場所や、危険な場所、何かあった時には駆け込める公共の場所などひとつひとつお子さんと一緒に確認をしてみてください。確認を通して、小学生への自覚やワクワクした気持ちも高まるはずです。
また、防犯ブザーの使い方も学んでおきましょう。防犯ブザーは、ランドセルに手が伸ばしやすい箇所に取り付け、いざブザーを使う際は、引っ張ったあとに投げることもセットで伝えておきましょう。
⑥和式トイレが一人で使える
文部科学省サイトより
文部科学省の調査によると和式トイレは40~60%の割合で小学校に設置されているそうです。洋式トイレに慣れている子が、いきなり和式トイレを利用することになり、学校に行きたくないとなってしまうケースがあります。そうならないためにも、公園や大型スーパーに行った際に和式トイレの経験をしてみてください。
⑦時間を見て動く習慣を付ける
登校時間、授業の時間、休み時間、給食の時間、下校時間など学校は時計に合わせて活動することが求められます。そのためにも、少しずつアナログ時計を読む習慣をつけておきたいところです。
長い針が5になったらお片付けだよと伝えるところから→短針の読み方→長針の12と6の読み方→5とびの読み方と少しずつ段階を踏んでいくと無理なく時計を意識できるようになります。
このくもんの時計は時計を学ぶのにオススメです。
いいスタートを切るための準備|勉強編5選
続いて、小学生でいいスタートを切るために、勉強面で少しずつ取り組んだほうが良いこと5選をお伝えしていきます。
①座って勉強する習慣をつける
学校の先生から教えてもらったのは、小学1年生は宿題以外にも平均10~15分ほど机に向かって勉強しているそうです。授業時間は、45分です。最近の授業は参加型の授業が多いので45分といっても昔ほど負担は無いですが、少しでも椅子に座って勉強に取り組む習慣はとても大切です。
オススメは、毎日決まった時間に勉強をすることです。我が家は、兄ちゃんが宿題をやっている時間に一緒に迷路をやったり、色塗りをやったり、今夢中のひらがななぞりをやったりしています。迷路は運筆といって鉛筆運びのいい練習になります。
②正しく鉛筆を持つ練習
正しく鉛筆が持てると、スムーズに鉛筆運びができるようになるので、きれいな字が書けるようになったり、字を書いても疲れにくくなると言われています。担任の先生も一人一人のえんぴつの持ち方を常に確認し続けるのは難しいかと思うので、お家で正しい鉛筆の持ち方を確認しておくことが大切です。
練習方法としては、ペングリップの力を借りると、とても楽です。ご紹介している商品は、グリップをレベルアップさせていくことで、無理なく鉛筆の持ち方を習得できます。鉛筆の持ち方は、正しいお箸の持ち方にも繋がります。
③ひらがなの読み書き|名前書き、50音、できればカタカナも…
入学して困らないようにするためにも、ひらがなで自分の名前は最低限書けてほしいです。できれば、50音も読めて書けるようになっていてほしいところ。カタカナも読めるようになっていればなおベストです。以下の活動は楽しく文字に触れることができます。
始めは縦に順番に並べていったり、慣れたら横並びで並べていくこともオススメ。
自分の名前の上にトレースペーパーをおいてなぞる練習もオススメ。うちの息子たちは、図鑑の動物たちをなぞる遊びも大好きです。
実は字を書くためには、いきなり鉛筆を持たせるのではなく、ステップを踏んでいくことが大切です。詳しくは、こちら(書く敏感期・読む敏感期)をご覧ください。
④消しゴムの使い方に慣れておく
長男の入学準備中に消しゴムを使うことは以外に大変なんだなと感じました。片手で紙を押さえて、反対の手で消しゴムをピンポイントにあてて消していく作業はなかなか難しいものです。消しゴムを使う機会も適時作っていくことをオススメします。使いやすい消しゴムがいろいろ販売されているので、探してみてください。
⑤生活の中で数に触れておく
いきなりペーパー上の数に戸惑わないようにするためにも、生活の中で様々なかたちで数に触れて置くとよいです。数は、現物・数詞・数字の3者一致が大切です。この数の抽象的な概念は、日ごろの生活で身についていくものです。
- おやつを兄弟分に分けてみる。
- ケーキを切り分けてみる。
- 秤を一緒に使って量ってみる。
- 10秒計ってみる。
数は生活のなかでたくさんあるので、ゲーム感覚で行うと楽しく学びながら、親子のコミュニケーションの一環にもなります。
数についてもう少し知りたい方はこちら(数の敏感期)をご覧ください。
あって良かったお助けアイテム
お名前ハンコ、お名前シール
入学準備の大変な一つに名前付けがあります。算数セットやクレヨン、クーピーなどひとつひとつに名前を書いていく作業は本当に大変です。そんな時に大活躍したのがお名前ハンコでした。
忙しい毎日だと思いますので、出来るだけ名前付け業務は短時間で終わらせたいですよね。シンプルなデザインなので、長きに渡って利用しやすいです。我が家は、子どもたち3人分のお名前ハンコを幼稚園時代から利用しています。
名前つけ作業が簡単で入学準備に大助かり!
学習机・収納場所は親子でじっくり相談がオススメ
少し早めに、どこで勉強をするのかお子さんと相談してみてください。各家庭にそれぞれあった勉強スタイルがあります。オススメは、ダイニングで勉強することです。低学年、特に新一年生は、勉強習慣の確立のためにも、親がサポートしやすい環境が必要だからです。主な勉強スタイルのメリット・デメリットを考慮してから机の購入は考えてみてください。
また、大容量の収納がちまたでは売られていますが、学校で使う荷物量は実はそんなに無いので我が家は学習机の収納のみで事足りています。大容量の収納ボックスの購入は、実際に教科書などが届いてからでもいいかもしれません。
・ダイニングテーブル(リビング)で勉強を行う
メリット | デメリット |
親の目が行き届きサポートしやすい | 生活音の配慮が必要 |
まるつけがしやすい | 兄弟の存在で集中力が途切れる可能性 |
分からない所の解説がすぐにできる | |
・自分の部屋で勉強を行う
メリット | デメリット |
兄弟がいる場合に個室の方が集中しやすいかも | 目が行き届かなくてサポートが難しくなる |
1年生の自覚が芽生えやる気に繋がる | まるつけが大変になる |
分からない箇所の説明時が大変になる |
・兄弟で机を並べて勉強する
メリット | デメリット |
お互い刺激しあえる | 一緒に遊んでしまう可能がある |
下の子は上の子に勉強を教えてもらえる | |
上の子は下の子に教えることで学習の定着に繋がる |
近所の小学生を観察・先輩ママに聞いて
初めて小学校入学を迎える方は、分からないことがたくさんあるかと思います。学校の説明を聞いても分からないなと思うことが出てくるかもしれません。そんな時は、近くの先輩ママに聞いてみるのも一つの手です。
また、普段から小学生の様子をそっと観察しておくこともオススメです。レインコートはどんなものを使っているのか、ランドセルはどんな色かなど…ぜひ、いろいろな方の様子を参考にしてみてください。
まとめ:小学校入学準備これでばっちり!いいスタートを切ろう!入学後も安心の対策をご紹介♪
これをみるといろいろとやることがあり、焦りを感じてしまう方もいるかもしれません。ですが、心配はいりません。完璧に出来ていなくても大丈夫です。親子で焦らず準備を進めて、小学生に向けて少しずつ期待を膨らませていってもらえたら嬉しいです。
最後までお読み頂きましてありがとうございました。