1~2歳の我が子とお散歩すると…
- 排水溝をのぞき込んでなかなか進まない。
- 石を見つけては、触りたがる
- 雑草に触りたがる
- 歩いている虫を観察する
こんなことを行っていて、なかなか目的地に着かないわ。と感じたことが、親なら誰しもあるのではないでしょうか??
このような現象は、大人と子どもの歩く目的の違い。敏感期というある期間にとあることを集中して行う子どもの特性が原因で起きています。
私は、モンテッソーリトレーナ、幼稚園教諭、3人の母のねっこと言います。ねっこのプロフィール
実は、この時期にたくさん歩くことを経験することで、体幹が鍛えられたり、脳が発達していくことに繋がります。
これより、末っ子ちゃんのお散歩の様子を交えながら、歩く大切さを具体的にお伝えしていきます。
よろしかったら、最後までご覧ください♪
大人と子どもの歩く目的の違い
小さいお子さんがいる方は、分かるわぁー!と言ってもらえるかと思いますが、いざ歩くと目的の場所までなかなか辿りつかないかと思います。
長男が1~2歳の当時は、楽しく遊べるだろうと思っている場所まで一生懸命ベビーカー・三輪車・車を活用して連れて行ってました。しかし、この方法はもったいないことしていたのです。
大人は目的地に向かうときには、車に乗るなど効率重視で動きます。しかし、この1~2才の子どもたちは歩けるようになるために歩くのです!
お散歩を始めると…
- しゃがんだり
- ジャンプをしたり
- 穴を見つけたら指を入れる
- 見つけた石を排水口に落とす
- 白線の上を歩く
このように、自分の体をたくさんたくさん使っていろいろな動きを行っていきます。
これは、運動の敏感期・感覚の敏感期などの影響からくる、ある一定のスキルを習得したいという欲求のために起こる動きなのです。
この敏感期の時期にいる子どもたちは、一生もののスキルを身に着けるために、情熱を傾けて様々な動きを行っていきます。
敏感期について詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください↓
この時期の子どもたちは、歩みを進める度に、いろいろな動きをする度に、自分はできるんだ!という有能感や喜びを感じていたのです。
脳内では、ドーパミンが大量に放出されており、これにより夢中で同じことを繰り返す現象が起こるのです。
歩くと体幹が鍛えられる
歩く、しゃがむ(スクワット)を繰り返すことで体幹が鍛えられます。体幹が鍛えられると、体を保つことができるようになります。それにより、手指がしっかり使えるようになり、脳がどんどん発達していくのです。
この話を聞くと、歩くことが一生に関わる重要な動きだと理解できるのではないでしょうか?
では、実際に末っ子ちゃんのお散歩ではどんなことをしているのか紹介したいと思います。
これを見ると目的は歩くために歩く・いろいな動きを習得するためだということを感じてもらえるかと思います。
末っ子ちゃんのお散歩の様子!
とある日のお散歩の様子を記録してみました!!
10:10 ~お散歩スタート
- 家を出た瞬間、さっそく家の前で栽培しているお米に興味深々。しばらくなでなで~♪
- 石を掴む
- 鍵をいじる
- しゃがむ
- 歩く
- 帽子でいないいないばあ
- 水やり用のホースを触る
- レバーを回そうとする
- 石を集める
14分後にやっと我が家の敷地内を出ました。お伝えをしておきますが、我が家は豪邸でもなんでもなく、ごくごく一般的な一軒家です。
10:24~敷地内から歩道へ
- 枯れ草を集める
- マンホールの砂を集める
- マンホールの砂の部分に穴をあける
- 手を繋ぐ
- わんわんにバイバイ
- お友達にバイバイ
- 石をかごにいれる
- 石を塀におく
- 石を払う
- よじ登る
- 石を集める
- かごを逆さまにする
- 排水口をのぞく
11:15~自宅帰宅
だいたい距離にすると400メートルもないくらいだと思いますが、お散歩時間はなんと1時間っ!!!
幼児期の動きは、神様からの宿題をこなしていると言われたりします。
神様から「あなたは○○の動きを練習しなさい。」とでも言われているかのように、ひたすらいろいろな動きを夢中に繰り返していました。
歩く、つまむ、しゃがむなどいろんな動きを獲得するために夢中に歩く姿を大切にしたいですね♪
まとめ:幼児期の歩くは将来に関わる大切なこと
効率重視で移動する大人との違いがわかるだけで、幼児の歩く大切さが分かるだけで、我が子とのお散歩が今よりももっと楽しめるようになるのではないでしょうか?
歩くことで、以下の効果が得られます。
- 体幹が強くなる
- 脳の機能がアップ
- 自己肯定感もアップ
ぜひお時間がある時に、我が子がのびのびお散歩する姿をのんびり観察してみてください。我が子の興味があることを見つけるお散歩も楽しいものですよ。
最後までありがとうございました!