おもちゃの片付けに困っていませんか??
モンテッソーリトレーナー、幼稚園教諭歴6年、3人の子どもたちを子育て中のねっこと申します。ねっこのプロフィール
以前の我が家は、以下のような会話が毎日のように繰り広げられていました。
- 子どもが集中して遊ばない
- もう片付けてよ!
- あの車はどこに行ったの??
- 痛い!おもちゃを踏んづけちゃったー
この日々のイライラが改善できたのは、モンテッソーリ教育をおうちに取り入れたからです。ポイントは、数を厳選する・棚やトレーを活用・ちょっとした声掛けです。この方法を取り入れると、以下のようなメリットが得られます。
- 自分でおもちゃの出し入れができるようになる。
- 自分のやっていることに集中できる。
- 工夫して遊ぶ楽しさが分かる。
- 自分の力で行うことで自己肯定感が育まれる。
お部屋環境を改善することで、子どもだけではなく家族みんなが快適に過ごせるようになります。いろいろな実践アイディアを載せてみました。よろしかったらご覧ください。
子どもと暮らしというショップで取り扱いされているおすすめ収納棚も掲載しています。合わせて参考にしてみてください♪
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モンテッソーリ教育やおうちで行うおうちモンテについて詳しく知りたい方は、こちらの記事をどうぞ。モンテッソーリ教育・おうちモンテを簡単に始める方法
モンテッソーリ教育流|片づけやすい・遊びやすい環境作りポイント3選
- おもちゃの数を厳選する
- 棚に等間隔で配置する
- かごやトレーを使いまとめる
①おもちゃの数を厳選する
数を厳選することで様々なメリットがあります。
- 見えるように配置できる。
- 選びやすく戻しやすくなる。
- 見えることで遊びたいという意欲に繋がる。
- あれもこれもとならずに集中して遊ぶことができる。
- 厳選されているからこそ工夫して遊ぶ楽しさが知れる。
②棚に等間隔で配置する
モンテッソーリ教育の大切なお部屋環境のひとつに棚があります。棚に数を厳選し等間隔で置くことで、出し入れしやすくなります。
他のおもちゃは子どもの手や目が届かないところに上げており、様子を見ながらこっそり入れ替えています。
棚を選ぶポイントは、安定感のある3~4段の子どもの高さに合ったものがオススメです。我が家が使っている棚はこちらです↓
おうちモンテにピッタリ!リビングに馴染むデザイン性で、5㎝幅で高さ調整ができる便利な棚↓
モンテッソーリ教育で使われる棚について、詳しく知りたい方はこちらの記事をどうぞ。おうちモンテ(モンテッソーリ教育)のためのお部屋作り(環境の整え方)とは??
③かごやトレーなどを使いまとめる
幼児さんの集中力は短いので、必要なものをあちこちから集めているうちに、やりたい気持ちが無くなってしまう場合があります。
かごやトレーで欲しいものが一カ所にまとまっていると、やりたいときにすぐに始められるため集中して活動が行えるのです。片付けも、かごやトレーを棚に戻すだけで完結するのでとても簡単です。
トレーやかごを使うことで、自分はできるんだ(自己肯定感)という気持ちにも繋がっていきます♪
我が家で愛用している、子どもサイズのトレーです!いらぬ失敗を防ぐためにも、子どもサイズは重要なポイントです。本来どの子も持っている自己教育力(自分で自分を高めたいという子どもの自然の特性)を後押しできます。↓
こんなことからやってみませんか??アイディア5選
棚やトレーを用意するのは、お金が掛かったりハードルが高めなので、すぐ始められる以下のアイディア5選から始めてみるのはいかがでしょうか?
- お片付けの一連の流れを動いて説明する
- 箱に収納する際は浅い箱に入れる
- 断捨離・お手入れをする
- 使ったらしまうを繰り返し伝える
- 片付け場所や方法を相談する
①お片付けの一連の流れを動いて説明する|伝え方のポイント
小さい子ほど、言葉ではなく行動で説明していくことが必要です。幼児期は抽象的な概念ができておらず、具体的に説明していく必要があるからです。
伝え方の一例
- 自分の好きな用具を取りにいってもらう。
- 使い終わったところで、空いている棚をポンポンとし、しまう場所を伝える
- これを繰り返し行うと、自分でしまう習慣が身に着く。
片付けたがらないときは?
- じゃあこっちを持つから、〇〇ちゃんはこっちを持ってね。と一緒にやるスタンスで促す。
- おもちゃを手に持たせて、入れる箱などがある場合は、ここにいれるよ!と目の前まで持っていき促す。
- ゲーム感覚で、色ごと、形など歌を歌いながら行う。
②箱に収納する際は浅い箱に入れる
深い箱におもちゃをどんどんいれてしまうと、下のおもちゃが埋もれて使わなくなったり。欲しいおもちゃを探すためにどんどん出していくことになります。箱におもちゃを収納する際は、できるだけ浅い容器を使うことがオススメです。
浅い箱を使うだけで、おもちゃを丁寧に扱うことができるようになってきます♪
③断捨離・お手入れをする
出し入れしやすい環境のためには、数を厳選して余白を作ることが必要になってきます。使っていないおもちゃは、お子さんと相談をして以下の方法で対応することがオススメです。
- 処分
- 必要としている人に譲る
- リサイクルショップに出す
- フリマアプリで出品
また、定期的にお子さんと消毒をかねて拭き掃除をし、おもちゃの状態確認を行うのはどうでしょうか?我が家は、子どもたちとの拭き掃除は長期休みごとに行っています。
物の整理やお手入れは、物・お金の大切さに気付くきっかけに繋がりますね♪
④使ったらしまうを繰り返し伝える
使ったらしまうの習慣が身に着くと、物事には始めと中と終わりがあることが学べます。いつもと同じ場所に戻すことで、整理整頓にも繋がります。繰り返し伝えることで、使ったらしまうが意識下するため行動できるようになります。
大人でも初めてのことは、すぐにできないですよね?未成熟な子どもたちは、なおさらすぐにはできないものです。
⑤片付け場所や方法を我が子と相談する
以前、我が家の車収納は深い箱にそのまま入れるスタイルを採用していました。そのため、欲しいおもちゃを取り出す時には他の車を全部出したり、ポンポン投げるような扱いをすることに💦
そこで子どもたちと家族会議の結果、ディーラーみたいにかっこよく並べたらいいんじゃない??というアイディアがでたのでさっそく実践してみました。
お気に入りの車のみを並べるようになってからは、全ての車を大切に扱うようになりましたよ。
おもちゃを厳選すると工夫して遊ぶ楽しさが分かる
これは、とある日の我が家の子どもたちが遊んでいた写真です。子どもたちと、始めは紙工作でクッキーを作って遊んでいました。すると…
ママ~!せっかくクッキーを作ったんだから、オーブンで焼かなきゃ!
と面白いアイディアが出てきたので、さっそくやってみることに♪子どもたちは、どうするのかなーと観察していると、こんな物をお部屋からかき集めてきました。
- 子ども用の机
- 足台
- キッチンから網
- 壊れた引き出し
- 黒い折り紙
それぞれを組み合わせてあっという間にオーブンが完成!子どもたちの発想に驚きました。
物を厳選すると、遊びに工夫が生まれ、どんどん展開されるように♪
工夫することの楽しさを知ることに繋がります。
まとめ:おもちゃの管理が自分でできる!楽しく遊べるモンテッソーリ教育流収納のコツ
モンテッソーリ教育流のおもちゃ収納を行うと以下のメリットがあります。
- 自分でおもちゃの出し入れができるようになる。
- 自分のやっていることに集中できる。
- 工夫して遊ぶ楽しさが分かる。
現在、なかなかおもちゃが片付かないとお悩みの方は、以下のことから始めてみるのはいかがでしょうか?
- お片付けの一連の流れを動いて説明する
- 箱に収納する際は浅い箱に入れる
- 断捨離・お手入れをする
- 使ったらしまうを繰り返し伝える
- 片付け場所や方法を子どもたちと相談する
片付けてーとあまり言わない・片付けがあっという間に終わる快適空間をぜひ体験してもらいたいです。できるところから、ぜひ挑戦してみてくださいね。最後までありがとうございました。
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